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「中学部作業学習 上川崎和紙手漉き体験活動」

 中学部では、10月24日に二本松にある上川崎和紙伝承館から講師の方にご来校いただき、上川崎和紙の手漉き体験活動を行いました。昨年に続き2回目で、県の森林計画課が企画している「ふくしまの森林文化出前講座」から講師を派遣していただいています。
 今年は、新たに「溜め漉き」という技法を教えていただきました。漉き枠の中に適度に楮(こうぞ)を溜め、下から網を通して吸引機で脱水をする方法です。初めて体験する生徒にも取り組みやすく、楽しんで活動を行うことができました。皆、楮やトロロアオイのトロトロした手触りを感じながら、思い思いの厚みにはがきを仕上げていきました。脱水の終わった楮のはがきは思いのほか丈夫で、両手でつかんで持っても大丈夫なほどでした。
 講師の遠藤様からは、上川崎和紙の由来や良さについてお話をいただき、皆興味をもってうなずきながら聞いていました。本校には安達地区からも多くの生徒が通っており、地元の伝統産業についての理解が深まる、とても良い機会となりました。
 講師の皆様、ありがとうございました。

説明をしっかりきいて取り組んでいますね。
上手に吸引機で、水分をとっているね
じょうぶな和紙が、できあがりますね。